2025年5月24日(土)、「万国共通・『美』は儲かる ~多様化する『美』への欲求~」をテーマに、本校の講堂で美ジネス教育シンポジウムが開催されました。オンライン参加者を含め約300名の来場があり、第1部・第2部ともに盛況のうちに幕を閉じました。
<第1部:公開シンポジウム>
講堂で行われた第1部では、美を追求する多様な分野の専門家が登壇しました。ロート製薬の長濵徹氏からは「Gyutto(ギュット)で心をギュッと!」、神戸大学の辻野義雄特命教授からは「心に響くヘアケア技術」といタイトルで、それぞれの研究開発についてお話しいただきました。休憩を挟み、株式会社アルビオンの佐野桂氏からは「カワイイからキレイへ」、東京農業大学の山本久美子助教からは「植物エキスで1.5倍!キレイなあなたを約束します」と題し、それぞれの企業や大学での取り組みが紹介されました。
各講演後には登壇者4名によるトークセッションが行われ、来場者からの質問も交えながら、美に関する活発な議論が展開されました。本校生徒が司会を務め、シンポジウムを進行する役割も担いました。
<第2部:体験コーナー>
第1部に続き、食堂や自習室では、大学や企業による体験コーナーが設けら、大勢の参加者で賑わっていました。神戸大学の「工学から見た美の学びコーナー」と東京農業大学による「農学から見た美の学びコーナー」では、実験器具や研究パネルや、オホーツクから流氷の展示がありました。そしてロート製薬とアルビオンの展示ブースでは、製品の展示や企業紹介が行われ、来場者は最新の美の動向に触れることができました。
また、「先生、もっと教えて!コーナー」も盛況で、大学の先生方や企業の担当者の方々に直接質問でき、美に携わる研究やビジネスを多角的な視点で深い学びを得る有意義な時間となりました。今回の学びが、生徒たちの探究学習やキャリア形成に繋がることを期待しています。