3月15日(金)、楽しかった研修もあっという間に最終日です。
今日は日本へ帰国する日。空港へのバスの中で、5日間の研修内容を振り返ります。
お世話になったガイドの今井さんと。
ガイドの今井さんは在米30年で、ロサンゼルスの町の魅力を楽しく生徒たちに伝えてくださいました。映画や音楽など、アメリカの文化にも非常に詳しい今井さんのプロフェッショナルなガイドのおかげで、この度は更に価値ある実り多いものになりました。
今井さん、本当にありがとうございました!
そして日本へ。
UCLA研修、はじめて海外に来た生徒も多く、様々な経験をとおして視野を広げる機会になったかと思います。参加生徒たちのリフレクションの一部を紹介します。
【生徒のリフレクション】
Aさん:
初めての海外でたくさんの初めての経験をすることができて本当に良かったなと思います。ぼくらが普段勉強している英語というのは良くも悪くも現地ではあまり役に立ちません。やっぱり単語や文法だけじゃ英語という言語の面白さに気づくことは難しいです。現地で全身で英語に触れるということは今後英語を勉強するうえですごく糧になることだと思います。だからこのような貴重な経験が出来て本当に良かったと思います。
また今回のテーマであったLGBTQ+について世界的な視野の面で学ぶことが出来て良かったなと思います。日本の中ではどうしても目の前の日本の現状に目がいきがちです。だからレイナーさん達の意見はすごく考えさせられることが多かったです。
今回の研修で国際高校のミッションである沢山のグローバルマインドを醸成することが出来ました。その一方で自分に足りない能力の課題が浮き彫りになってきました
今後の夢や志に向けてより一層人間をみがいていきたいなとより強く感じた素晴らしい研修でした。
Bさん:
自分で参加を決めて親に相談して、できる限り自分で必要なものを揃えて準備して、自分で考えて話したり行動して、自分の身は自分で守って、サポートしてもらいながなも多くのことを自分で出来たことが自信が付いたし、自立へと繋がれたと感じた。
自分が一番興味をもっていたLGBTQについて、考え方なども含めて多くの知識を知れて改めて自分の中でどう考えるかといういい機会にできた。話すスピードが早くて焦ることもあったけど、理解できたり、自分の伝えたいことが伝わった時は嬉しかったし、自信に繋がった。
たくさんの場所を歩いてアメリカを肌で感じられたのはとても良い体験になったと思う。関わった人や街の雰囲気がのんびりとしていて、自分もいい意味で自由に生活できた。テレビなどで見ていた遠い存在の場所が、生で見れるほど近くにある体験をいっぱいして改めてこの研修に参加して良かったと思えた。これらの経験を活かして今後はもっと積極的に自分の興味や好奇心に対し素直に行動できるようになりたいと思った。自由に生きる人々を見て、自分も程よく人の目を気にせず、自分のことを表現できるようになろうと思えた。
Cさん:
一番感じたのは、何かをするときのハードルがどんどん下がっていっている事だった。ドイツの時より店員の人への返事が増えたりわからないことやトラブルがあると日本にいる時よりもすぐに聞けた。それに、できれば留学したいな〜、海外で働きたいな〜というふんわりした感じだったのが、絶対留学はしたいし、そのためにはどうすれば良いのかを聞いたり調べたりをちゃんとするようになった。自分一人でどうにかしようとしていたのが、人に頼れるようになった。
また、聞き取るのは大体できるが、伝えるのがまだあまりできていないと思うので、英語で話す機会を増やしたり、一分間スピーチが来年度もあるのならもっと真剣に伸ばし方を考えた方が良いと感じた。それに、長い英文を読むのがまだ面倒くさく感じてしまうから、大学のホームページを調べたり、本を読むことで慣れていこうと思う。
Dさん:
気負いしすぎることなく旅行のような気持ちで楽しみつつも勉強するときは勉強して過ごせたのでよかった。アメリカで1番学んだことはもっと自分を持つことが大切だということです。自分はいつも人目を気にしていたり、人に合わせたりしてしまっているけど、アメリカは自由に溢れているしもっと自分の意思を強く持って主張していかないと消極的な人だと思われてしまうので、これからは先生がいっていたようにその場を自分が作るような勢いでやりたいと思った。アメリカでは自分からExcuse meと質問できたりしたので、日本でももっと積極的になりたい。アメリカは服装も自由でみんなフレンドリーだし、ロサンゼルスもいい街だと感じた。道路は日本とは異なっていて広くてすべてが迫力があった。また行きたい。
Eさん:
他人の視線を気にする日本とはうって変わって、じぶんの人生を楽しむ!!人の視線は気にしない!というアメリカのマインドの違いの大きさに驚いた。日本の外にはこんな大きい世界が広がっていたのか、と日本の小ささも感じた。今回を機に他の世界もどのようになって、どんな人が住んでいるのかととても気になった。今回の目標である「視野を広げる」というのは大成功である。それだけでなく、日本の同じような生活に少しマンネリズムを感じていたが、それもリフレッシュされた。アメリカの明るい人々とのコミュニケーションでなんだか自分も前向きなマインドが身についた気がする。
このような貴重な経験は自分の学生生活においてとても大きな財産になるに違いない。
本物の英語を今のうちに知っていることで、目指さなければならない英語力が明確になったので大きなモチベーションになった。
この研修は両親、JTB、先生方なしでは絶対に成しえない事だったので、とても感謝しています。
Fさん:
今回の研修、最初は不安でいっぱいでしたが、いざ行ってみると楽しすぎて帰りたくなくなりました。アメリカの空港に到着したときは実感がなかったのですが、町中に出てみると匂いも町並みも人も全然違っていて、びっくりしました。サンタモニカでは長時間のフライトで疲れていてほとんど何もできませんでしたが、貰ったサンドイッチはすごく美味しかったです。
二日目のUCLAでのプレゼンテーションではLGBTQについて色々なことを学べました。そして今の勉強の仕方では全然通用しないことが分かりました。普段から日常会話のスピードになれることが大切だと改めて実感しました。
留学生との交流では積極的に話していくことが大切だと思います。先生がおっしゃっていたように自分が場を仕切っていくくらいの勢いがいるなと思いました。日本でも積極性を大切にしていきたいです。
エグゼクティブディナーでは目上の人に対する礼儀など学びました。
向こうの人はすごく自由で素敵だなと思いました。日本も個性を大事にする国になればいいなと思います。
同じ経験をしていても、感じたこと、学んだことはひとそれぞれ。ひとりひとりの豊かな感受性でこの旅からたくさん学んでくれたようです。今回の研修に参加することで、今後の英語学習や将来の目標、自分自身がやりたいことや追求したいこと、など色々考えを深めることができたと思います。
参加者のみなさん、楠のように大きく育って、成長していってください。
応援しています。
国際交流部 引率教員:太田恵子