みなさん、こんにちは。
この企画。本校の個性あふれる教職員の紹介とともに、どうぞ!
第23弾は、源氏物語の研究者でもあり、国際きっての雨男とも言われる野間賢治先生です!
野間 賢治
氏名:野間 賢治
教科:国語
部活動:女子ソフトテニス部・クイズ研究部
好きな言葉:「俺は俺の責務を全うする」「心を燃やせ」(『鬼滅の刃』煉獄杏寿郎の言葉)
趣味:映画鑑賞・漫画鑑賞
将来の夢:自分が関わった生徒が社会で活躍すること
フロリダにあるディズニーワールドに行くこと
『氷点 上下』
著者:三浦綾子 出版社:角川文庫
❶この本を読んだきっかけ
高校時代(今からおよそ40年前!)に家にあったので読みました。
❷かんたんな内容
辻口病院長夫人・夏枝が青年医師・村井と逢い引きしている間に、3歳の娘ルリ子は殺害された。「汝の敵を愛せよ」という聖書の教えと妻への復讐心から、辻口は極秘に犯人の娘・陽子を養子に迎える。何も知らない夏枝と長男・徹に愛され、すくすくと育つ陽子。やがて、辻口の行いに気づくことになった夏枝は、激しい憎しみと苦しさから、陽子の喉に手をかけた―。愛と罪と赦しをテーマにした著者の代表作であるロングセラー。(「BOOK」データベースより)
❸おすすめする理由
高校時代にたまたま手に取って読み、読書っておもしろいと思わせられた本だからです。この本と司馬遼太郎の『項羽と劉邦』が私を文学の世界にいざないました。文学への漠然とした憧れから、大学進学は文学部の国文学専攻を選びました。大学では『源氏物語』の研究をしていましたが、大学の3回生か4回生の頃にある新聞記事を読み、教師という仕事の尊さを語る文章に感銘し国語の教員を志すことになるわけです。ですから、その志の源流となった『氷点』という本がなければ、今の私はなかったかもしれません。
❹みんなへのメッセージ
若いうちに読書に励み感動体験をしてください。大いにどきどきわくわくしたり涙を流したり考えたりしてください。その体験が心を潤し、心を大きく柔らかくします。心がどのような状態にあるかによって、人の人生の豊かさや幸せが決まると考えます。