みなさん、こんにちは。
この企画。本校の個性あふれる教職員の紹介とともに、どうぞ!
第19弾はキラキラと輝く瞳の向こうは常に世界を見据えている、社会科教師の芝野翔也先生です!
芝野 翔也
氏名:芝野 翔也
教科:社会
座右の銘:「迷ったらGO!」
将来の夢:夢のマイホーム購入
『深夜特急』
著者:沢木 耕太郎 出版社:新潮文庫
❶この本を読んだきっかけ
将来やりたいことも明確ではなかった僕ですが、大学生の頃に決めたことが1つだけありました。それが「1人で海外に行ってみる」ということでした。海外へ行く2年間の準備期間中に、調べごとをしている時に出会った本です。
❷かんたんな内容
あらすじ
インドのデリーからイギリスのロンドンまで、乗合いバスで行ってみたい―。ある日そう思い立った26歳の“私”が、仕事をすべて投げ出して旅に出る物語。1年以上にわたるユーラシア放浪の旅で、遠路2万㎞彼方のロンドンを目指す、全6巻からなるバックパッカーの熱く爽快な紀行文です。
❸おすすめする理由
1970年代のユーラシア大陸横断の旅を描いたこの紀行文は、今も多くの読者を実際に「旅」へと向かわせている、まさに伝説的な作品です。今とは違い、世界の情報が容易に手に入らなかった時代に書かれた物語だからこそ、行かなければ見ることができない、ならば行って全部見てやろう、という主人公の強い意志が伝わってきます。この強い意志を表した冒頭の1文が僕は大好きなんです!
「ある朝、眼を覚ました時、これはもうぐずぐずしてはいられない、と思ってしまったのだ」
どうですか?ワクワクしませんか?読みだすともっともっとワクワクさせてくれるに違いありませんよ!
❹みんなへのメッセージ
作者の沢木耕太郎は『深夜特急』のあとがきに「恐れずに、しかし気をつけて」というメッセージを読者に向けて書いています。旅に限らず、何かに挑戦しようとする時、まずは安全に実行できるかどうかは確認する必要があります。ただ、リスクばかり気にしていても何も始まりません。失敗したっていいから、自分がやりたいと思ったことを大切にして、まずは恐れることなく挑戦してほしいと思います。
最後に、世界は君たちが思っている以上におもしろい。さあ、どこへ旅に出かけますか?