大阪国際中学校高等学校

コースの特長

本校の国際バカロレアコースは、グループワーク、エッセイやプレゼン作成など探究型学習を中心に行われます。また、一部の科目を除いて英語による授業となります。校内では多くの外国人教員や英語を話す司書が常駐。英語によるIBDP資格を取得する環境が揃っています。

国際感覚と多様性を育む

最大1クラス15名。教員がしっかりと生徒一人ひとりを見渡せる環境の中で、それぞれの個性を尊重し、能動的に行動を起こせる、国際感覚に富む人材を育てていきます。

国際感覚と多様性を育む

❶ 高校卒業資格とIBDP資格の両方を取得可能

本校は2022年3月に、一条校※では大阪府内唯一の英語によるIBDPの認証を取得しました。3年間のプログラムを通して、日本の高校卒業資格とIBDP資格を同時に取得することが可能です。

高校卒業資格とIBDP資格の両方を取得可能

※学校教育法第一条に定められた学校のことで、幼稚園、小学校、中学校、義務教育学校、高等学校、中等教育学校、特別支援学校、大学及び高等専門学校が該当します。

❷ 授業のほとんどを英語で学ぶ 英語によるIBDP資格を目指す

大阪国際高校国際バカロレアコースは授業のほとんどを英語で学びます。そして英語によるIBDP資格の取得を目指します。これまでの詰め込み中心の学習から、生徒一人ひとりが各分野について単に知識を習得するだけでなく、生徒自身が能動的に学ぶ探究型の学習や、批判的思想や既存の知識と新しい知識を組み合わせて思考する力を養う活動を通して学びを深めていきます。

授業のほとんどを英語で学ぶ

❸ スタディーツアー

高2の夏休み期間に、教科の学びを深め、自身の視野を広げるためのスタディツアーを実施する予定です。海外または国内の中から選択し、各生徒の興味関心に合わせて行き先を決定します。行き先を選ぶだけではなく、海外では現地の大学訪問(UCLAやケンブリッジなど)や学生との交流、国内では地元の住民との交流など、行き先での活動を生徒たちで企画することができます。

スタディーツアー

❹ 充実した学校設備

新しい校舎は校舎全体が図書館のようになっており、英語の書籍も豊富に取り揃えています。さらに英語ができる司書が常駐しています。全館Wi-Fi完備、校内のどこでもインターネットにアクセス可能です。生徒がコミュニケーションが取れる、自主的に活動できる、知識にアクセスしやすく探究できる空間を整えています。

充実した学校設備

国際バカロレアコース スタディーツアー

❸でも書かれているように、高2の夏休み期間に、教科の勉強に加えて自身の視野を広げ、将来の進路をかなえるためのスタディツアーを予定しています。
高校2年の夏休み期間中に、修学旅行としてスタディツアーを実施する予定です。IBコーススタディツアーは、創造性・活動・奉仕(CAS)の学習としても活用します。海外では、現地の大学訪問や生徒との交流、国内では地元の住民との交流などを生徒自らが企画します。

国際バカロレアコーススタディツアー

行き先
アメリカ、ヨーロッパなどの海外と、国内のいずれかを選択します。
学習内容
宇宙工学、航空工学、環境科学のほか、SDGsに関連することなど。

3年間の流れ

入学 大阪国際中学校からの内部進学、国内・海外の中学校やインター校からの入学者がいます。多様なバックグラウンドを持つ同級生たちと一緒に学ぶことができます。
高1(Pre-IB) 日本の高校卒業資格に必要な科目の学習。2年次からスタートするIBDPの準備期間として、教科の約半分を英語で学習し、英語での授業や探究型の学習方法に慣れていきます。
高2、3(IBDP) IBDPのカリキュラムで、教科のほとんどを英語で学びます。3年次の秋に予定されているIBDP資格のための外部試験に向けて準備していきます。TOK、CAS、EEの取り組みも本格化し、多忙です。高いタイムマネージメント能力が求められます。
卒業・進学 高校卒業資格の必履修教科を全て修得し、IBDP資格取得のための外部試験で所定の成績を収めることで、2つの資格を持って卒業できます。国内外の大学に進学し、未来の担い手として世界に羽ばたきます。

主な学習科目

Japanese A、JapaneseB以外は英語で授業をします。

Japanese A

Japanese Aでは、第一言語を日本語とする生徒が「文学と言語」について学びます。文学作品について歴史的背景や文化を調べた上で論理的に読み解いて発表をし、それについてディスカッションをします。分析は映画、漫画、CMなども対象とします。探究型の学習により、物事の本質を見極める力、コミュニケーション力なども身に付けます。

English A: Language and Literature

Join us to discover amazing places and ideas.From these, your unique viewpoint can create original ideas that inspire you to change the world. We will learn to enjoy reading, interpreting, and non-fiction. We will even expand our scope to include works such as movies, comics, and advertisements. Through this course you will become a more critical and knowledgeable thinker and communicator.

English B

English Bは言語習得教科ですので、第二言語としての言語運用能力の向上を日常的に行います。しかし、それ以上に英語を通じて多様な文化に触れ、それぞれの文化が大切にしている価値観を受け入れることで自らの視野を広げ、価値観を形成する手助けをすることに重点を置いています。「英語を通じて世界を捉える」ということを是非体感してください。

Japanese B

To learn a language means to learn its culture. By experiencing Japanese through many kinds of text types such as newspaper articles, emails, news, conversations, presentations, comics and so on, we’ll learn the concepts of Japanese culture and Japanese society. Learning a different culture helps us recognize who we are and open our eyes to diverse values. Let’s learn together to broaden our horizon!

Math: A & A

この授業における目標の一つは、数学という教科と世界とのつながりを見つけることです。答えを模索すること、対話し協働すること、そして他の教科との関わりや結びつきを探すこと。そうした多角的な数学の学びを通して、私たちの生きる今について、そして未来について発展的に考える力を磨きます。

Economics

経済学では、身の回りの経済活動から世界経済の動きについて、幅広く論理的に学びます。資源が限られ、競争過多と言われる現代社会において、私たちはどのような選択をするべきか。また、企業や政府にはどのような決断が求められているか。そうした課題に目を向け、模索することで、グローバルな思考を育てます。

Music

機械化の進む現代、私たち人間の手で音楽を創り奏でることには、どんな意義があるのでしょうか。音楽とは、人間と社会を投影する鏡。実際の音だけでなく、音に込められたものに耳を傾ければ、そこには答えが見えてくるはずです。様々なジャンルの音楽に触れて感受性を磨き、未来を切り拓く創造力を身に付けます。

Chemistry

化学を知ることは、私たちを取り巻く環境を解き明かすこと。この教科では、用語や歴史を知るだけでなく、化学物質から食べ物まで身の回りのあらゆるものを取り上げ、様々な方法で実験を行います。物質を正しく見分け、測り、組み合わせる化学の楽しさを体験しながら、その本質を探りましょう。

Environmental Systems and Societies

エネルギーや生態系などの科学的な分野から人口や資源、汚染問題、社会問題などまで幅広い内容について学習していきます。ESSではあらゆる実例(Case studies)をもとに、具体的な問題発見、その解決方法、解決策の結果の利点や欠点について議論することが特徴です。歴史や経済、地理、政治、倫理といった様々な観点から分析する必要があり、そのプロセスの中で自分が学んでいる他の教科の知識を応用することができます。

Biology

必修単元として、「分子生物学」、「遺伝学」、「エコロジー」、「進化と生物多様性」、「人間心理学」を学びます。また、選択必修の単元として、「神経生物学と行動」、「バイオテクノロジーとバイオインフォマティクス」、「エコロジーと保全」、「人間生理学」のうち一つを選んで学習します。