円滑に学校生活を進められるように行う導入教育「スタートプログラム」が進んでいます。
スタートプログラムとは新入生を対象に実施する本校独自のプログラムです。
本校の教育目標を十分に理解し、意欲を持って主体的に学校生活をスタートします。
環境に慣れ、帰属意識を高め、「学び」と「人間形成」の土台づくりを行っていきます。
最初のオリエンテーションでは理事長先生・校長先生の対談でお二人からは、これまでの体験談に加えて、「行動」と「意志」が同じ方向を向くことで、大きく成長できるということが語られました。

グループワークではこれから一緒に学校生活を送っていく仲間と柔らかい雰囲気でコミュニケーションを取れる活動が行われました。グループで手をつないで輪になり、フラフープを順番に潜っていき、一番どのグループが速く最後の人までたどり着くか、楽しみながらコミュニケーションを取りました。どうやって潜れば速くできるか、みんなで協力して、コミュニケーションをとりながら問題解決していく。これからの学校生活、人生に大切な事ですね。

学ぶ意義～なぜ勉強するのか～では、「将来、理科の勉強って何の役に立つの？」「文系の仕事に就きたいのに数学を学ぶ必要なくない？」「別に英語なんて話せなくていいし。」誰もが一度は思ったことがあるような疑問に対し、“学ぶ意義”について各教科の先生たちにお話をしていただき、他者とのコミュニケーション、社会に出て暮らしていくための能力、好奇心の追求など、教科書に載っている単語を覚えることだけが勉強ではないよ、学習を通して様々な力を身に付けてほしいという各先生方の思いを生徒たちに伝えました。

読書のすすめでは、校舎まるごと図書館のような壁面に並んだたくさんの本に囲まれた環境をフルに活かしてもらおうと、本校常駐の司書さんから図書館の使い方について説明していただき、さらに本校の提携先である紀伊国屋書店の書店員さんから、読書の意義、読書の重要性、読書の楽しみについてお話いただきました。

校外学習として、パナソニックミュージアム見学にも行きました。松下幸之助の生き方や熱意からきっと多くの気づきや学びがあったかと思います。また、ものづくりの重要性を改めて実感できたのではないでしょうか。「自分自身や周りの人々に対する思いやり」や「責任感・向上心」などを今後の学校生活でぜひ身につけて行ってほしいと思います。

このスタートプログラムでは総まとめとして、最後に壁新聞を生徒自身で作成します。ですが、メモを沢山とっていてもいざ文章にしようとすると難しいものです。そこで新聞のプロである新聞社の方にお越しいただき、記事の書き方講座を行って頂きました。普段目にする新聞の知らない世界にも触れることができました。今まで学んだことを活かして、みんながどんな新聞を作るのか今から楽しみでワクワクします！