国連で、1948年「世界人権宣言」が採択され、1950年12月10日が「人権デー」と定められました。同宣言が採択されたことを記念し、わが国では1949年より12月4日から10日までを「人権週間」と定めており、各関係機関及び団体の協力をもとに各種マスメディアを利用した啓発活動がおこなわれています。
本校でも、11月30日(木)のLHRを「人権HR」として身近な人権について考えました。今回のテーマは「悪意を持った差別」のようなはっきりしたものではなく、「何気ない言動で相手を気付付けてしまう場合がある」問題(マイクロアグレッション)。たとえば「○○さんは血液型が□型だから性格は~ですか」のような言動は、気にならない人が多いかもしれませんが、そう言われて嫌な思いをする人もいます。1回、2回なら「まあしかたないか」で済ませることができても、何度も言われることでイライラが募る人もいるかもしれません。「大多数はこうだから」と考えるのではなく、一人ひとりの個性を尊重していくことが大切であることを考える機会としました。
人権教育担当 高橋