公立高校の志願倍率が発表され、募集広報主任としてソワソワ落ち着かない日々を送っているミナトです。

中学卒業式。
私は、カメラを構え会場を動き回っていた。教員サイドから撮影をしようとしたそのとき、演台の真ん前舞台中央にコサージュが落ちていることに気づく。カメラを構えながら会場の前の方へ進み、2組の呼名が終了した時点を見計らってコサージュを拾った。私は誰が落としたのかを見ていなかったので、音響室でそれを見ていた教員に確認し、コサージュを届けるタイミングを窺う。校長式辞と理事長祝辞のわずかな隙間をねらい、落とした生徒に無事届けることができた。卒業生が「あなたへ」を歌う、保護者席へ向き直るそのときまでにと思っていたので、大役？を果たせてホッと一安心でした。

昨日朝、生徒たちを出迎えるため校門に立っていると、海外研修の準備のために登校したその生徒が、「卒業式のとき、コサージュを拾っていただき、ありがとうございました。」と、立ち止まってお礼を言ってくれた。どんよりとした曇り空の朝を、一気に晴れやかにしてくれる一言でした。

written by　募集広報主任　湊