中学主任、杉井です。
先日、卒業生が2人訪ねてきてくれました。2人は中学、高校を卒業し、今は立派に社会で活躍しています。先日、忙しい合間をぬって突然訪問してくれたのは、あるミッションを達成するため、ということでした。
そのミッションとは?...10年越しにタイムカプセルを回収すること!
皆さんにも経験がありませんか?校庭の隅や裏山などに、思い出をビンに詰めて埋めて、何年後かに掘り出そう!といった経験。
彼女たちは、中学を卒業した時から10年越しに、大和田のどこかに眠っていた、タイムカプセルを回収に来てくれたのでした。第17期卒業生3年3組のタイムカプセルを...
カプセルの中には、10年前に彼らが書いた手紙が入っています。その手紙は、自分に宛てて書いたものではなく、クラスの誰かに向けて書いた手紙です。どのようなメッセージが手紙に込められているのか、私も全然知りません。想像するに、そこには、青春時代を大和田で過ごした思い出と、友達に向けた感謝の気持ち、そして未来への思いが込められているはずです。
当時を振り返ると、彼らは中学の3年間を経て、クラスの枠を超えた、しっかりとした絆を築き上げていってくれたように感じました。そのように絆を深めていった彼らに、何か過去と未来をつなぐものを残してあげたいと思って、あまり後先のことは考えてはいませんでしたが、このタイムカプセルをつくることを思いついたのだと思います。でも、このカプセルがなくても彼らはしっかりつながってくれているようです。
中学の友達は永遠の友達。
これからもずっとみんなの仲間としての絆が深まっていくことを望んでいます。また、大和田に帰ってきてくださいね。
written by 中学主任:杉井