みなさん、こんにちは。
39回目のおすすめ本は、学生時代「青春18切符」で日本中を旅した大の旅好き、そして現在は世界中に視野を向け、国際バカロレアコース2期生の担任もされているワールドワイドな英語科の矢田先生です!
矢田 有華
氏名:矢田 有華
教科:英語
座右の銘:Where there is a will, there is a way.
好きなこと:旅行、美味しいものを食べること、犬と散歩
『言語の本質 ことばはどう生まれ、進化したか』
著者:今井 むつみ、秋田 喜美 出版社:中央公論新社
❶この本を読んだきっかけ
本屋さんでたまたま見かけたPOPに「おもしろすぎて、しんどくて読むのをやめた本はたぶん人生初です。」と書いてあるのが目に留まり、本を見てみると、「言語の本質」という新書でした。一見、難しそうなタイトルの新書のどこがそんなに面白いのかと気になり、手に取ったのがきっかけでした。
❷かんたんな内容
「なぜ人だけが言葉を持つのか?」
「子どもはどのようにして言語を身につけるのか?」
「人と動物とAIの違いとは?」
といった問いに「オノマトペ」と「アブダクション推論」という人間特有の学ぶ力という観点から探究し、人間とは何かを考えさせてくれる内容です。
❸おすすめする理由
みなさん一度は「なぜ人間だけが言語を持つのか?」と考えたことはありませんか?
その問いの答えにわかりやすく導いてくれる本であり、著者と一緒に探究している気分にさせてくれる一冊です。他言語の例が多く出てくるところは、外国語学習者にとっても興味深いと思います。
❹みんなへのメッセージ
この本では、人間だけが言語を持つ理由として「オノマトペ」と「アブダクション推論」が大きく関わっていると説明しています。AIが急速に進歩する社会において、この人間にしか備わっていない力、人にしかできないことの大切さを知ってほしいと思います。そして、疑問に思ったことから問いを持ち、仮説を立て、「探究する人」になりましょう!