みなさん、こんにちは。
37回目のおすすめ本は、「真理を追求する学びが理科である」とおっしゃる、国際きってのリケジョ。そして中学陸上部の顧問でも熱心に生徒に指導をされ慕われている、足立先生です!
足立 奈美
氏名:足立 奈美
教科:理科
部活:中学陸上競技部
座右の銘:笑う門には福来る!
将来の夢:海外進出!
『アルジャーノンに花束を』
著者:ダニエル・キイス 出版社:早川書房
❶この本を読んだきっかけ
高校時代の部活の後輩から誕生日プレゼントでもらいました。一気読みして号泣!でした。
❷かんたんな内容
32歳で幼児の知能しかないパン屋の店員チャーリイは、ある日、ネズミのアルジャーノンと同じ画期的な脳外科手術を受ければ頭がよくなると告げられる。手術を受けたチャーリイは超天才に変貌していくが…超知能を手に入れた青年の愛と憎しみ、喜びと孤独を通して人間の心の真実に迫り、全世界が涙した現代の聖書(バイブル)。「読書メーター」より
2015年に山下智久さん主演でドラマ化されています。
❸おすすめする理由
わたしにこの本をプレゼントしてくれた後輩が思ったように「わたしもみんなと感動を共有したい」からです。感動って、ありきたりな表現かもしれませんが、心がグワングワン揺さぶられる感覚をみなさんにも味わってもらいたいです。
あと、日本語訳のすばらしさ面白さも注目ポイントのひとつです。
❹みんなへのメッセージ
高校時代、進める中で、発達障害をもつ主人公チャーリイを自分に置き換えて、「差別」や「虐待」、「愛」や「孤独」、「死」について思いを巡らせたこと、またそのプロセスで、自分の「存在意義」についても考察したことを思い出します。
読み手ごとに感じ方がさまざまあるように、長い人生においても読み返すごとに感じ方が違うのが、この本の興味深い点です。
感受性豊かな思春期のみなさんは、この本からどんなテーマを授かるでしょうか?