みなさん、おはようございます。校長の清水です。
今日は1 学期の終業式です。みなさん、1 学期を振り返ってみて、どうでしたでしょうか?
充実した学校生活を送れましたか?
校外学習、体育祭、修学旅行、林間学校、ココロの学校など、結構いろいろな行事がありました。
このような行事は何のために実施するのか、考えたことがありますか。
日頃は、各教科の授業で確かな学力を身に付けるわけですが、それだけではこれからの変化の激しい社会で生き抜く力は身に付きません。
社会生活を送るためには、仲間と協力して新たなものを生み出す力、感謝の気持ちや人を思いやる心などが必要です。
まさに本校が目指す10の求める生徒像にあるような、バランスの取れた人間になるためにこのような行事を実施しているのです。
言い換えれば、本校の校訓である「人間をみがく」を実践するためにあるのです。2 学期には文化祭があります。
ぜひこのことを意識して素晴らしい文化祭を生徒会のメンバーを中心にみんなで協力して作り上げてください。
さて、1学期の始業式で「時を守り、場を清め、礼を正す」という言葉のサインについての話をしました。
この言葉は、進路サポート室横の手洗い場付近にこの言葉が刻まれています。
このうち、「礼を正す」の基本は挨拶です。先日のココロの学校で、ゴルゴ松本さんが「おはよう」「ありがとう」「さようなら」の語源を説明されていましたね。
そのことを考えると、これまで以上に、心を込めてあいさつをしたくなります。
毎朝、校門の前で生徒の皆さんの登校の様子を見ながら「おはよう!」と声をかけていますが、その反応は様々です。
私の姿を見て私が声をかける前に笑顔で「おはようございます」と言ってくれる生徒もいます。
それは本当に気持ちの良いものです。
多くの生徒は、こちらの「おはよう」という声に反応して、「おはようございます」と返してくれますが、中には、まったく反応もせずに通り過ぎていく生徒もいます。
非常に残念です。
朝の挨拶ができる人は登校時間も早い人が多いです。
逆に遅刻ぎりぎりに来る人は挨拶をする余裕もないのか、こちらの声掛けにも全く反応しない生徒が多いです。
これまでも言い続けていますように、挨拶は人とのコミュニケーションの基本です。
特に、外部からお客さんが来られた時にはぜひ「こんにちは」と元気よく声をかけてください。
この1学期中に、皆さんの出身中学校を訪問しましたが、きちんと挨拶ができる学校とそうでない学校とでは印象が全然違います。
さすが、「人間をみがく」学校だと言われるように皆さんもぜひ挨拶を習慣づけてください。
明日から夏休みです。フランスではオリンピックとパラリンピックが開催されます。
金メダルや自分の記録更新をめざし、まさに「挑戦する人」たちの戦いです。
過去にもオリンピックの舞台で様々な感動的なドラマが生まれています。ぜひ皆さんも注目してほしいと思います。
本校のクラブ活動でも、この夏、熱い戦いが繰り広げられます。
高校女子バレーボール部と硬式テニス部が大分県で開催されるインターハイに、女子ラクロス部は鶴見緑地で開催される全国選抜大会にそれぞれ出場します。
軽音楽部は和歌山で開催される近畿大会に出場します。
そのほかのクラブも上位進出を目指して公式戦やコンクールに出場します。
それぞれの目標に向かって日ごろの練習の成果を本番で発揮できるよう、挑戦を続けてください。
みんなで応援したいと思います。
高校3 年生の皆さんにとっては、志望校合格に向けていよいよこれからが正念場です。
「夏を制する者は受験を制す」と言われるように、この夏休みの過ごし方が大事です。
ココロの学校で服部匡志先生がおっしゃっていたように、Never give up!の精神で志望校合格に向けて挑戦を続けてください。
最後に、猛暑が続く中で熱中症に加えて、インフルエンザや新型コロナウィルスの感染が少し増えてきています。
健康管理には十分気をつけてください。また、海や川、そしてプールで泳ぐ機会も多いかと思います。
水難事故にも十分気を付けて、楽しく、そして充実した夏休みを過ごしてください。
2 学期の始業式で、みなさんの元気な顔を見て「挨拶」できることを楽しみにしています。
私の話は以上です。どうもありがとうございました。