6月26日(水)、高2、高3学年を対象に「ココロの学校」が実施されました。

今回は本校のベトナム医療ボランティア研修でもお世話になっている、眼科医の服部匡志氏をお招きし、「Never Give Up！」とう演題でご講演いただきました。服部先生は、ベトナムの「赤ひげ先生」として、ベトナムの貧しい人々に対し無償で治療を行うとともに、ベトナム人医師に網膜硝子体手術の最新技術を伝える活動を続けられており、2022年にはアジアのノーベル賞とも呼ばれる「マグサイサイ賞」を受賞されました。
本日のご講演では、先生が医師を志すようになられたきっかけや浪人時代のお話、医学部に入学されてから眼科医になられるまで、そしてベトナムへ行くことになったきっかけや治療の様子などを、生徒に質問を投げかける形でお話しいただきました。
自腹を切ってまでベトナムで器具を買い揃え、無償で治療を続けられる理由には、「目の前に困っている人がいるから。その人たちを一人でも多く助けたい。」という服部先生の熱い想いがありました。最後の質疑応答の時間には、生徒からの「いくら想いがあっても、苦しくてやめたいと思った時はありませんか。そういう時はどうしますか。」という質問に対し、「苦しくてやめたいと思った時は、正直あります。でも、目の前の患者さんが、私がやめれば助からない。その人たちを助けたいという心の中の炎が私を動かします。」と答えてくださいました。服部先生の熱い志に感銘を受け、「自分も何か人のためにできることはないか」と考えさせられる時間となりました。服部先生、貴重なご講演をありがとうございました。