4月8日、本校では新年度の始業式が催されました。
新入生そして新しく着任された先生、そして新たな学年に進級した在校生のみんな。
すばらしいVOYAGE(航海)になるよう、共に頑張っていきましょう!
ダンロップカップ大阪ジュニア選手権大会18歳以下男子シングルス優勝
テニス部 西山さんの表彰(表彰は代理)
イタリアNations WINTER CUPで優勝した中学女子バレー部員の
姫子松さん(ベストセッター賞も受賞 右:現高1)と渡邉さん(左:現中3)の表彰
清水校長先生の式辞
みなさん、おはようございます。校長の清水です。この4月1日から前任の松下校長先生のあとを引き継ぐことになりました。どうかよろしくお願いします。
さて、今日は令和6年度1学期の始業式です。新年度を迎えるにあたり、新たに中学に96名、そして高校には内部進学生を含め333名の新入生を迎えました。みなさんの未来に向かって航海をする我ら大阪国際丸は、全校生徒総勢1,323名で開校3年目の船出となります。素晴らしい航海ができるように、みなさんと共に頑張っていきましょう。
さて、本校の校訓は、みなさんもよく知っているように、「人間をみがく」です。新入生のみなさんには、入学式で話をしましたが、人間は常に努力し、自分をみがき続けなければ、持って生まれた個性や素質を活かすことは出来ません。
何のために「人間をみがく」のでしょうか。急速に発展し変化の激しいこれからの社会を考えたときに、これまで人間がやってきたことの多くをコンピュータやAIがやってしまうことになります。でも、人間にしかできないことがあります。これからの社会で求められる資質というのは、校舎のエントランスそして、各教室に掲げている本校の10の「めざす生徒像」だと思います。これらは社会に出たときに必ず必要となることです。
ところが、すぐにこのような人になれるわけではありません。では、どうすればこのような資質が身に付くのでしょうか。在校生の皆さんは校内のいたるところに、言葉のサインがあるのを知っていますね。その中の一つに「時を守り、場を清め、礼を正す」という言葉があります。
「時を守る」とは、約束した時間をきちんと守ることです。朝の登校時間、帰りの下校時間、様々な行事の際の集合時間などあらかじめ決められた時間には、早め早めに行動し、少なくともその五分前にはその場所に着いて次の行動の準備ができるようにしてください。そして決して人を待たせないようにしてください。また、課題などの提出物の期限をきちんと守りましょう。「時を守る」ことは、人を思いやる心につながり、それが人としての信用にもつながります。
「場を清める」とは、自分の身の回りを美しく保つことです。本校の校舎はまだできて2年しかたっていません。せっかくの新しいくきれいな校舎ですので、大切に使ってください。まずは汚さないこと、そしてゴミやホコリを見つけたらきれいに掃除しましょう。みんなで協力して、いつまでも気持ちよく過ごせる、きれいな学校にしましょう。身の回りを美しくすることは心も美しくなります。
「礼を正す」とは、きちんとした服装をし、明るく元気な挨拶をし、正しい言葉遣いをすることです。服装の乱れはココロの乱れとも言われます。挨拶はコミュニケーションの基本です。みなさんが今後生きていく上で、そして社会で活躍していくためには、自分の考えや思いを伝え、また相手のことも理解すること、つまりコミュニケーション能力がとても大事になってきます。コミュニケーション能力を身につけようと言われると、とても大げさで、どうしたらいいんだろうと思ってしまう人が多いと思いますが、コミュニケーションで一番難しいのはとっかかりの部分、つまり初めて会う人、あまりよく知らない人に最初に話しかける時です。自分から積極的に挨拶をすれば、その人とは自然に話が出来るようになります。
挨拶はコミュニケーションの第一歩、また、「人間をみがく」上でもとても大切なことです。そして、一日の始まりの「おはよう」の挨拶は魔法の言葉です。毎朝元気良く、「おはよう」の挨拶をしましょう。
「時を守り、場を清め、礼を正す」、この言葉のサイン、ぜひ見つけて実行してください。ヒントは、皆さんが将来のことを考えるときに一番お世話になる部屋の近くあります。
最後に、新年度のスタートにあたり、皆さんにメッセージを送ります。
「夢なき者に目標なし。目標なき者に計画なし。計画なき者に実行なし。実行なき者に成果なし。」
皆さんには、大きな夢、高い志をもって、日々その実現に向けて何事にもチャレンジしてほしいと思います。
皆さんにとって充実した一年となるよう、我々もしっかりと応援します。
以上、始業式のあいさつといたします。ありがとうございました。