大阪国際中学校高等学校

キャンパスの生きものたち 12 『 シダレヤナギ 』

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「花」と言えば、色とりどりの目立つ形状、それこそ“華やかな”なイメージを多くの人は思い浮かべるでしょう。しかし、花をつけてもほとんど気づかれず、説明しても「これが花?」と思われる植物も結構あります。ビオトープ池のすぐ横にある高い木はシダレヤナギです。この季節に花を咲かせますが、さて、校内で何人のひとがこの花に気づいていることでしょう。

写真から、この花にはおしべしか無いことがお判りでしょうか?シダレヤナギは「雌雄異株」といって、雄の木と雌の木が別々なのです。

 

【問題】木によって雌雄が別々である雌雄異株。それにはどんな意味が考えられますか?

 

シダレヤナギは水辺を好む種と言われ、本校でも池のすぐ横に植えられているのにひとまず納得するのですが、実は乾燥によく耐える性質もあるらしいのです。確かに、街路樹などでもしばしば見かけます。園芸では挿し木でもよく増える種であるということです。

「柳の枝に雪折れなし」というフレーズはそのままの意味だけではなく、その生理学的特徴にも当てはまるのかもしれません。

 

【キーワード】雌雄異株  生理学

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