タスマニア研修 3月16日
7日目(校外学習)
今日は朝から曇っておりやや肌寒い天気です。今日はブリッケンドン・エステートという場所に校外学習に出かけました。
学校に集合し,担当のコーデル先生による今日の予定や注意点について説明を受け,スクール・バスに乗り込んでブリッケンドン・エステートに移動しました。
バスに揺られて30分ほどで到着しました。
まずは,ブリッケンドン・エステートについての説明のビデオを見ました。この地は,アーチャー家が1824年にイギリス政府によって囚人として島送りになりそれ以降この地を開拓しながら7世代にわたり所有・運営している場所でタスマニアの農業に大きな影響を与えたそうです。このような地はオーストラリア全土に11か所現存しており,世界遺産に指定されているそうです。当時の住居や納屋・教会・農作業をするための場所など様々な建物が現存していました。
続いて,農場(鶏・羊・馬・豚など)を見学しそれぞれの場所でエサやりの体験をしました。エサの入ったバケツからエサを取り出し,それぞれ動物にエサやりをしていました。怖がったり,えさを食べるときに出る唾液に驚いたりして,ワイワイと楽しく過ごしました。
川沿いの散策のあと昼食を摂り,午後からはオーストラリアの伝統的なパンである「ダンパー」作り体験を行いました。水・牛乳・塩・小麦粉だけで作るシンプルなパンです。材料を入れ捏ねるだけなのですが,水分が多くなかなかまとまらず成形に苦労していました。少しずつ小麦粉を足して何とか完成です。
パンが焼けるのを待つ間に,さらに見学は続きました。羊毛を刈り取る作業場に移動し,当時どのように羊毛を刈っていたのかという説明やそれがどのように効率化されていったのかという説明を受けました。実際の機械を見学し,刈り取られた羊毛に触ることもできました。羊毛は触るとやや脂っぽい感触でその油分はハンドクリームなどに加工されているそうです。
時間が経ち,パンが焼け上がったので皆で試食をしました。表面はこんがりでしたが,中身は未完成状態でしたので,表面をむしり取りアツアツのパンを頂きました。
最後にアーチャー家の住居とそのお庭を見学しました。広くて立派なお庭で,きれいに整備されおり,住居は今も使用されているそうです。
再びスクール・バスに乗り込み,学校へと戻り今日は解散となりました。
いよいよ明日で学校での授業も終わりとなります。明日は,小学校での交流授業もあります。日本で事前学習した折り紙やあやとりなどの日本の遊びを通じて,現地の生徒たちとの交流を楽しみましょう!
supported by 中学学年団 野田