感動の文化祭が終わり、来週から中間試験となります。今年の夏は、地震や大雨、酷暑、台風など、日本という国の自然の営みの過酷さ、厳しさを存分に味わわされた夏だったように思います。ようやく酷暑からも解き放たれつつありますが、まだまだ不安定な天候が続いています。被災された皆様方には心よりお見舞い申し上げます。

　さて、文化祭、今年も子どもたちは十二分の活躍をしてくれました。３年生の皆さんが今年もとても素晴らしい発表を披露してくれました。後輩の皆さんが３年生になったら私たちも先輩方のような舞台を作りあげたいと思うようなよき模範となるような舞台でした。本校のメモリアルホールを使った舞台発表は、本格的な舞台を使って演劇とコーラスの発表を行うわけですが、これがなかなか大変なことです。クラスでいろいろ工夫を凝らします。当然意見の食い違いからいざこざがあちこちで勃発します。間に入って、方向性を探して仕上げていきます。あくまでも子どもたちが主役ですが、黒子として先生たちが立ち回っています。先生方はへとへとになりますが、子どもたちが、先生方にしっかり支えられています。このようにどのクラスも本番までさまざまなドラマを経験します。このドラマを経て、子どもたちは少しずつ成長していくのだと思います。文化祭を作りあげることの中にある教育的効果は計り知れないものがあります。先生方は、これまでもそしてこれからも“すべては子どもたちの成長のために”を合い言葉に子どもたちと格闘する日々です。来週からの中間テストにもしっかりと取り組んでほしいいと思います。

written by　中学教頭　鹿島