元政府代表特命全権大使 田邊隆一氏に来校いただき、「世界の中で生きる」という演題で講演をしていただきました。
日本人には日本の世界地図の印象でブラジルとアフリカは両端にあるので遠く感じるが、ヨーロッパの世界地図では逆にブラジルとアフリカは近く、日本は端っこの遠い国という印象を持つ。1つの見方だけでなく、別の見方もあるということを意識することが大切である。世界に目を向け、世界から日本がどう見られているか、日本は世界に何をできるかということを考えるべきではないかというお話でした。
最後に宮沢賢治氏の「世界全体が幸福にならないうちは個人の幸福はありえない」という言葉で締めくくられました。