こんにちは。中学陸上部顧問兼理科教員の足立です。
暖かくなってきたので、今日はみなさんに天文現象のお知らせです。
5/6未明から明け方にかけて、みずがめ座流星群がピークを迎えます。残念ながら、この日は月齢12~13で、流星の観測条件としてはイマイチですが、壮大な宇宙の営みに思いをはせ、日々の悩みのちっぽけさを笑い飛ばしてみるのも良いかもしれません。
日の出前(ちなみに大阪の日の出は5:00頃です)に早起きして、東の空を眺めてください。みずかめ座のあたりから放射状に流れ星が見られるはずです。観測地点の気象条件によって異なるでしょうが、1時間に5~10個程度と予測されています。
さあ、ここからはお勉強です。このみずがめ座流星群は、ハレー彗星の通り道を地球が通過することで起こります。このとき、ハレー彗星の通り道に残された塵が地球の大気圏に猛スピードで飛び込むと、上空100~150kmで発光し、これが流れ星として観測されるわけです。
この流星群は毎年観測できるものです。みなさんが大人になって家庭をもったとき、「コロナでたいへんやったときに、夜空を眺めたんやでぇ」と自分の子どもたちにお話ししながら一緒に天体観測してあげてくださいね。
written by 理科 足立
国立天文台HP https://www.nao.ac.jp/