6月に入り、5月に行っていた英数国の授業に加え、他教科も授業が始まりました。と言っても、ソーシャルディスタンスを保つため、約半分の席だけを使い半数の生徒が登校、登校していない生徒は自宅学習という展開です。自宅で学習する生徒は、少しずつ運用が始まったWeb授業。動画を配信したり、教材や課題を提供する等、本来の授業に沿って進めます。(HP上の「在校生向けWEB時間割」参照)
今週、月水金曜日に登校した生徒は、来週は火木曜日に登校するという形で、2週間1サイクルします。1コマ当たり40分授業での再開ですが、手探りの中、学校でもいわゆる「新たな日常」を創り上げていくイメージで進めています。
私が担当している音楽のような特別教室や選択授業では、生徒は入れ替わり立ち替わりなので、授業が終わるたびにイス、机を教員が消毒しています。授業も全力ですが、この消毒にも全力を注いでいます(休憩時間は教員にとっては運動不足を解消する時間!?)。登校時の手指の消毒や換気はもちろん、昼食時は生徒は黙って前を向いて、机も寄せずもくもくと食べます。
それでも、学校は生徒がいてはじめて学校と言えるのだと再認識する毎日です。私自身も「歌わない音楽の授業」では、リズムゲームなどで盛り上がります(盛り上がってくれます)。感染リスクがゼロではない限り、できる限りの感染防止策を講じつつ、引き続き、学びを深められるような工夫をし続けようと思います。
written by 音楽科 田阪洋樹