中学1年英語科の野田です。
8月28日，29日の2日間にわたって英語セミナーを実施しました。
英語セミナーとは，中学校1，2年生を対象にさまざまな国からさまざまなバックグラウンドを持ったネイティブ・スピーカーに講師として来ていただき，英語漬けの2日間を過ごす，10年以上にわたって実施している取り組みです。例年であれば，大学教室に一堂に会して学年全体で実施するのですが，今年度はコロナ禍での実施となったためできるだけ1つの教室に収容する生徒の人数を減らし，関わるネイティブ・スピーカーの講師も最小限にとどめ，必要に応じて複数の教室間をネット中継するなどコロナ・ウイルスの感染予防対策を講じての実施となりました。
この2日間は，英語暗唱大会（予選・本選），カリグラフィーカード作成，筆記体の学習，ネイティブ・スピーカーとの様々なアクティビティ（講師の出身国に関しての講義，良いスピーチをする方法に関しての講義とそのトレーニング，グループのメンバーへのインタビュー活動，ゲームなど）など盛りだくさんの内容でした。
生徒たちは，話すことや聞くことが思うに任せず，コミュニケーションを取ることに苦労しているようでしたが，講師の先生方の熱心で元気いっぱいのさまざまな問いかけに触れ，言葉だけではなくジェスチャーやアイコンタクトなどの非言語のコミュニケーション・ツールも少しずつ学習してはトレーニングするということを通して，徐々に英語を使うことの楽しさを実感し，コミュニケーションも活発になっていく様子が見られました。
また，暗唱大会ではスティーブ・ジョブズやバラク・オバマなどの名言を夏休み前から音読を通じて暗唱し，発音だけでなく間の取り方やイントネーションなどにも気を付けて堂々と発表する生徒の姿も見られました。
このセミナーを契機にして，日常的に英語を「使う」ことを意識して授業や家庭学習に取り組み，コミュニケーション・ツールとしての英語を身に付けていって欲しいと思います。

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written by　英語科　野田